競合よりユーザーを見よ

他社は他社ですが、グリーとしては受託はやりません。私が投資をするかどうかの前提でいいますと、下請けとか受託をするところには投資しません。Web 2.0企業と名乗るのであれば、受託はいい手段とは思えません。目先の利益の前に、考える力やユーザーと向き合う信念を放棄することになります。受託ではいい人材を雇えません。

 少数精鋭が大事ですから、優秀な人材を集めなくてはいけません。コンシューマと向き合って、いいサービスを考える力、それを一生懸命やってる企業がいいと思います。Googleがそのいい例であり、王道です。それを目指す会社に投資したいです。

人の子供を育ててないで、自分の子供を一生懸命育てろよと。

 楽天はネット企業ではなく金融企業でしょう。悪い意味ではなく、いわゆるネット企業と比べる対象ではないと思っています。ライブドアも同じです。両社とも一つの王道を行っている企業ですが、ネット企業、例えばAmazonGoogleと比べるのは、意味が無いと思います。

うん。楽天ライブドアではない。AmazonGoogleである。


参照元グロービス・キャピタル・パートナーズ小林氏に聞く「投資したいWeb 2.0企業」